VOC対策/RECYCLE対応

ニシオリサイクルプログラム

「一方通行型社会」 から 「循環型社会」へ向けて

天然資源の消費を抑制することで、自然環境への負荷をできるだけ低減できるよう、
製品回収後はもちろん製造工程で発生する廃棄物においてもニシオは積極的にリサイクル活動を推進しています。
従来の「一方通行型社会」から「循環型社会」への転換の実現に向けて ──
ニシオの取り組みは始まっています。

「一方通行型社会」「循環型社会の形成」

循環型社会形成推進基本法

「循環型社会」とは?

  • 天然資材の消費を抑制し、環境への負担ができる限り低減される社会
  • 法の対象となる廃棄物のうち有用なものを「循環資源」と定義

「循環型社会」の3つの原則

  • 廃棄物などの発生の抑制
  • リユース・リサイクルの推進
  • 適正な処分

処理の優先順位

  • ゴミの発生抑制(リデュース)
  • 再利用(リユース)
  • 再生利用(リサイクル)
  • 熱回収(サーマルリサイクル)
  • 最終処分(適正処分)

循環型社会形成推進基本法の位置づけ

「ECOボードプラス」マテリアルリサイクル

ニシオは、その他「廃棄物の適正処理」はもちろん、 物質の化学的な構造を一部変えて物を作る「ケミカルリサイクル」や、
燃焼の際に発生する熱を発電や暖房などに利用する「サーマルリサイクル」にも、 積極的に取り組んでいきます。

ニシオシックスクール対策プログラム

社会環境への貢献に向けて

環境問題への取り組みは、学習・住環境の問題であるシックスクールへの対策のため、ホルムアルデヒドに代表されるVOC(揮発性有機化合物)を削減することから始まりました。 次に社会環境への貢献のため、廃棄物対策として家具の主材を『ECOボードプラス』(マテリアルリサイクル可能なパーティクルボード)を使用する事により、自然環境への負荷を低減し、循環型社会の形成に向けて努力しています。

安心・安全な製品と教育環境づくりのために

ニシオの製品はVOCをはじめとするシックスクール対策に積極的に取り組んでいます。

ニシオECOボード 両面メラミン化粧パーティクルボード

ニシオECOボード、ホルムアルデヒド超低放散量仕様を実現

ECOボードプラス ホルムアルデヒド対策

ホルムアルデヒドは、無色で刺激臭のある気体。化学式はHCHO。安価なこともあり、フェノール樹脂・メラミン樹脂・ユリア樹脂などの樹脂、接着剤、塗料や防腐・殺菌剤などに広く使われていますが、VOC対策の中でも最もシックハウス症候群に影響があるとされる物質です。

シックハウス症候群(シックスクール症候群)の一番の原因とされているホルムアルデヒド放散量の規定が、平成15年7月1日に建築基準法が改正されるに伴って、JAS・JISの基準が、従来のFc0(0.5mg/L)からF☆☆☆☆(0.3mg/L)に改訂されました。

当社におきましては、JAS・JIS、建築基準法の改正される以前より、早くからF☆☆☆☆の採用を行っていましたが、この度、更に超低ホルムアルデヒドの材料の採用に踏み切りました。

ニシオは「こどもたちに良質を」を想い、安全で心地よく学べる教育空間の創造を目指しております。

ホルムアルデヒド超低放散量 の 気温と室温の関係

ECOボードプラス

VOC指定13物質対策

厚生労働省が定めた、人の健康を左右する恐れのあるVOC指定13物質について、厚生労働省の示している指針値をクリアしている環境にやさしい製品です。

ホルムアルデヒド対策

ホルムアルデヒドはVOC対策の中でも最もシックハウス症候群に影響があるとされる物質です。新JIS規格のF☆☆☆☆タイプ(ホルムアルデヒド放出量0.3mg/・)に適合したシックハウス症候群の心配のない製品です。

地球温暖化対策

木は建材として生まれ変わってからも二酸化炭素を貯蔵しています。木質資材の使用は、都市に第二の森林をつくり出すことに等しいと言えます。

木材資源のフル活用

これまで廃材にしかならなかった間伐材や、家屋の解体時に出る廃材等を再利用して生産されている「エコマーク」認定製品です。

環境保全対応(リサイクル可能製品)

表面化粧トップ層にメラミン系化粧紙をラミネートし、廃棄した場合の燃焼時に有害物質を出す恐れがなく、また原料としてのリサイクルが可能なエコボードです。 「木材資源のフル活用」とあわせて半永久的に続くリサイクルを実現できる素材です。

接着剤・塗装

接着剤 :  酢酸ビニル樹脂エマルジョン接着剤(木工用白ボンド)

無可塑、無溶剤のPRTR法(化学物質管理促進法)対応品で、またVOC基準値クリア済の接着剤です。

接着剤  : 合成ゴム系溶剤型接着剤(速乾ボンド)

厚生労働省が定めた、人の健康を左右する恐れのあるVOC指定13物質を含んでいない、人に安全な接着剤です。

塗装 : VOC(トルエン・キシレン)対策

可能な限り、塗料中のVOCのトルエン・キシレンをゼロに近づけています。(含有量 : 0.0% ~ 1.0%)

製品

対VOC指定13物質完成品検査

標準仕様製品では、完成品にて公的検査機関におけるVOC濃度の測定を定期的に実施し、
常に厚生労働省指針値を下回っているかどうかの確認を行っております。

《厚生労働省指針値対象14物質》

分析物質名 指針値(μg/m3)
ホルムアルデヒド 100
トルエン 260
キシレン 870
パラジクロロベンゼン 240
エチルベンゼン 3800
スチレン 220
フタル酸ジ-n-ブチル 220
クロルピリホス 1(小児の場合0.1)
テトラデカン 330
ノナナール 暫定値 41
フタル酸ジ-2-エチルヘキシル 120
ダイアジノン 0.29
アセトアルデヒド 48

《文部科学省指定6物質》

分析物質名 指針値(μg/m3)
ホルムアルデヒド 100
トルエン 260
キシレン 870
パラジクロロベンゼン 240
エチルベンゼン 3800
スチレン(モノマー) 220

《測定検査風景》

測定検査風景